ダンボールの結び方。緩めず縛る簡単なコツをつかんで持ち運びを楽に

ダンボールの結び方。緩めず縛る簡単なコツをつかんで持ち運びを楽に

ダンボールや新聞などの資源ごみをまとめるのは億劫ですが、結び方の手順やちょっとしたコツを覚えれば女性でもキッチリとまとめられます。荷物を持ち上げずに紐を掛ける方法や緩まない縛り方やを覚えておくと、他のシーンでも応用でき重宝しますよ。

簡単にまとめられる定番の結び方

必要な道具やダンボールの量は?

ダンボールをまとめるために必要な道具は、荷造り用の紐とハサミです。道具が揃ったら、ダンボールの大きさを揃えましょう。大きいものは半分に折って、紐をかけやすい大きさに揃えます。小さいものは折ったダンボールのなかに挟むと抜け落ちません。

持ち運ぶのが女性であれば大サイズ4~5個、男性であれば7~8個くらいを目安に、持ち運び可能な量を束ねるといいですよ。

十字型で結ぶやり方

十字型に結ぶ方法は、一般的ですね。こちらで紹介している方法は、紐を横方向×2、縦方向×2+20cm使用するという目安があります。そのためはじめから紐をカットして束ねていけるのです。紐の上にダンボールを置いて正面で十字に交差させてから裏返すので、小さいサイズのダンボール向きの束ね方です。

十字型結びで気をつけるポイント

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出典: www.city.fujisawa.kanagawa.jp

一般的な十字結びは簡単ですが、きつく縛ったつもりでも持ち運びの際に緩んでしまうことがよくありますね。紐を結ぶ際にワンクションを追加するだけで緩めずに縛れるのです。

ポイントは、裏返して紐を結ぶ際に横方向の紐の下に通して折り返してから紐を結ぶこと。ビニール紐通しの摩擦で手を放しても紐が緩みません。

結ぶ方法はまだ他にも

「4」を意識した結び方

ダンボールを束ねるときに、持ち上げて紐を一周させるのは、女性にとって大変ですね。こちらの結び方は、ダンボールを持って裏返すことなく紐を一周させられるので、量が多く重いダンボールを結ぶ際におすすめです。

[手順]
1.写真のように4の字型に紐を置き、その中央にダンボールを乗せる
2.4の字の斜めの線の部分だけ、ダンボールの手前に来るように紐を持ってくる
3.写真右側の紐の先端を4の字の斜めの部分にひっかけて十字にクロスさせ、下にでている紐と結べば完成!

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1面に6マス作る方法

別名「キの字型結び」とも言われる一面に十字が2つでき、6マス作る縛り方です。持った時に十字縛りよりも安定感があります。新聞や雑誌など量が多くて重い場合におすすめの結び方です。

紐は、縦の長さの約4倍の長さを確保しておきます。動画の1分30秒あたりから新聞を縛る方法の解説が始まります。サイズがバラバラな段ボールなどをまとめるときにこの方法を使うと、小さい段ボールが飛び出してしまうことを防げますね。

何重にも紐を重ねて結ぶ

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出典: henmo.net

十字にクロスさせなくても、紐を3重に束ねてひっぱるだけでダンボールがまとめられる方法です。大小不揃いで抜け落ちが心配な場合は、横方向に引っ張ったあとに、クロスさせて十字にしばるといいですよ。

左に紐の端をおいて時計回りに3つの輪を作り、一番左にできた輪を一番上にして三重に重ねます。その輪の中にダンボールをいれて両端を引っ張るだけ。とても簡単です!

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裏ワザやコツを知る

「伊藤家の食卓」で紹介!ほどけない結び方

女性でも一人で簡単に、新聞や段ボールをしっかりと締めてほどけない結び方です。新聞を置く前に、紐で輪を作るのがポイント。その輪の紐が交差しているところに新聞紙を置くことで新聞紙を持ち上げたり、裏返しせずに紐を一周させられます。

ヨコ紐にタテ紐をくぐらせてから縛るとそれぞれの紐通しが締め付け合って、きつく縛れるのです。縛り終わった後に新聞を追加したいときには、一番はじめからやり直さずに追加できるのもうれしいですね。

取っ手も付ければ持ち運びも楽に

小さなダンボールを少量束ねる場合におすすめなのが、持ち運びしやすい取っ手をつけること。取っ手部分の倍の長さの紐を余分に残しておいて、双方を結び合わせるだけで取っ手ができます。まるでお土産のようですね。

重いものを束ねるときには、取っ手があると荷物が揺れて、かえって持ち運びしにくくなりますのでご注意ください。

紐の長さや種類は?

目安のサイズとなる計り方

ダンボールを結ぶ場合は、タテ+ヨコの長さの2倍強が目安になります。新聞や雑誌の場合は、両手を左右に広げた長さの2倍程度必要です。

ビニール紐で縛る

梱包用の紐は、PPロープ、PPレコード紐、麻紐などがあります。ダンボールや古新聞をまとめる場合には、PPテープと呼ばれるビニール紐が一番安価で縛りやすいでしょう。一玉300mで100円ほど。

PPテープストッカーは、中にテープを入れて紐が絡まず引き出せる優れものです。カッターが付いているので、これだけあればハサミ要らずな便利グッズです。100均でも購入できますよ。

新聞紙や雑誌のしばりかたも合わせて学ぶ

古新聞の簡単な縛り方

紐を2周させることでしっかり束ねる縛り方です。結び目を新聞の角に作ることで緩みにくくなるのです。

雑誌は量も調節しながらまとめる

女性向けのファッション誌は、特に重いので少なめに束ねるのがいいでしょう。同じ雑誌でも月によって重さは異なりますが、1冊1kg近くなるものもあります。

たくさん束ねてしまうと持ち運びが大変で、あとで後悔することも。

知っておくと便利な紐の結び方

アウトドアで使える「もやい結び」

もやい結びは、強固に結べて簡単にほどけるので「結びの王様」とも呼ばれています。結び目をみると一見難しそうですが、こちらの動画では紐を通す場所がとてもわかりやすく解説されています。動画を見ながら数回結んでみると覚えらますよ。

木や棒などに輪を通して引っ張ったり、上から吊り上げる場合などアウトドアでも大活躍。災害時の救助などにも使われる安全性の高い結び方です。

強度が強くほどきやすい「本結び」

本結びは、2本の紐やロープをつないで長くしたいときに使える縛り方です。一度締めると固く締まりますが、一方の紐をそれぞれ別方向に強く引っ張ると簡単にほどけます。

同じ太さ、材質のロープを結ぶのに適していますが、太さや材質が異なるロープには不向きです。

荷物の角で結ぶ「かます結び」

荷物を固定したり、古新聞をまとめるときに便利なかます結び。束ねるのモノの角に結び目を作ります。最後にロープの両端を強く引いて締めるのでしっかりまとまりますよ。

コツ・ポイント

軽く小さいダンボールを結ぶ場合には、十字結び、大小さまざまなダンボールにはキの字結び、量が多く重いものを結ぶ場合には、持ち上げずに結べる4の字置き結びがおすすめです。動画で解説しているものは、再生、停止を繰り返しながら数回挑戦すれば簡単に覚えられます。ちょっとしたコツをつかむだけでやっかいと思っていた仕事を減らせますよ。

この記事を書いた人

ビュッフェ編集部