大田区・洗足池の桜山にお花見に行こう。洗足池公園も散策しながら

大田区・洗足池の桜山にお花見に行こう。洗足池公園も散策しながら

大田区にある洗足池は洗足池公園の中にあり、洗足池の奥には「桜山」という小高い丘があります。そこでは毎年約300本の桜が開花しています。また洗足池公園も桜の名所として知られている場所です。ぜひ、洗足池の桜山と洗足池公園でお花見を楽しんでみませんか?

洗足池(せんぞくいけ)ってなに?

大田区・洗足池公園の中にある池

昔から景色の良い場所としても知られている大田区南千束にある「洗足池公園」。その公園の中に都内でも屈指の広さを誇る約4haの池があります。その池を「洗足池」と言います。

洗足池は、元は「千束郷の大池」呼ばれていましたが、日蓮上人が池のほとりで足を洗ったという言い伝えのその後、洗足池と呼ばれるようになりました。

歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれた

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出典: www.library.metro.tokyo.jp

浮世絵師である歌川広重が、江戸時代に描いた浮世絵「名所江戸百景・千束の池袈裟懸松」にも洗足池が描かれているんです。浮世絵にある「千束の池」というのが洗足池のことを指しています。

池の奥に小高い丘「桜山」がある

洗足池の奥には盛り上がっている小高い丘があります。その小高い丘には桜の樹が約300本植えられていて、「桜山」という通り名で知られている場所です。

大田区は「区内の生活・環境・文化の変遷を知る資料」として、昭和39年に「大田区百景」が制作されています。その後、平成9年に制作された「新大田区百景」に記載されている122点の中の一つにこの「桜山」が記されているんです。

洗足池にある「桜山」で花見をしよう

例年3月下旬~4月上旬が見ごろ

桜山は、例年3月下旬~4月上旬頃に桜の見ごろを迎えます。普段は静かな桜山も、見ごろを迎えるこの季節になると大勢のお花見客が訪れ、とても賑やかな場所に変わっていきます。シーズン前には緑色をしていた桜の樹も、このシーズンになると桜山はきれいなピンク色に色づきはじめていき、とても美しい景色が広がりますよ。

約300本の桜は見ごたえあり

先ほども述べましたが、桜山には約300本もの桜の樹が植えられています。そんな数の桜の花が見ごろを迎えた時期に行うお花見は、まさしく桜の中でお花見をしているようですよ。300本の桜に囲まれたなか楽しむお花見を、ぜひ桜山で体感してみてください。とても見ごたえがあり、きっとまた訪れたくなりますよ。

桜のシーズンには花見客で賑わう

毎年、桜の季節ともなると桜山には多くの花見客で賑わっていきます。花見客も家族連れからお年寄り、カップルなど老若男女問わずいろんな方が桜山でのお花見を楽しみに訪れているんです。普段は土が見えている桜山の地面も、お花見シーズンともあってどんどんブルーシートに染まっていきます。

桜山は比較的場所取りしやすい

桜山の中でのお花見は比較的場所取りしやすいところです。桜山周辺は、公園内の人気スポットの桜広場とは違い、お花見ができるスペースが広くあるので場所取りがしやすくなっているんです。とは言っても、あまりにも遅い時間に場所取りに行くと空いていないケースもありますでので、安心して座れるようにお昼前には訪れて場所取りをしたいですね。

桜を見ながら洗足池公園を回ろう

洗足池公園はどんなところ?

洗足池公園内には、「洗足池図書館」、「洗足池児童館」、区指定文化財の「勝海舟夫妻の墓」や「西郷隆盛の留魂祠」、「徳富蘇峰の石碑」など現代のものから歴史的な文化財までさまざまあります。神社やお寺も、「洗足池弁財天」・「洗足八幡神社」・「御松庵妙福寺」と3カ所あります。

他にも、池月橋や池の上を歩くことができる歩道がある「水生植物園」、「ボート乗り場」などもあるんです。

 

また、すべり台にブランコ、ジャングルジムなど子どもが遊ぶことができる遊具が公園内に2カ所も設置されています。お花見シーズン以外にも子どもと遊びに来ることができる公園でもあるんです。

お花見をしながら、今紹介してきました公園内にある数多くのスポットを周ってみてはいかかでしょうか。花見と一緒に楽しむことができますよ。

池を囲うようにして約200本の桜が咲く

洗足池公園には、池周辺にソメイヨシノを中心として約200本の桜の樹が植えられています。洗足池を囲うように植えられた桜は開花の見ごろを迎えるとてもきれいで、見ごたえがありますよ。桜の樹に沿って、池の周辺をのんびり桜を見ながら散策するのも楽しいです。

ボートに乗って池から桜を見る

洗足池公園では、ボートやスワンボートを楽しむこともできます。ボートを漕いでいると、池にいる鯉やカルガモも見ることができますよ。ボートから見る桜も絶景です。年齢制限がないので、赤ちゃん連れや子ども連れの家族でも楽しむことができます。

【ボート料金】
・サイクルボート(大人2人と幼児1人):30分で600円、60分1000円
・サイクルスワンボート(大人3人or大人2人と子供2人):30分800円、60分1300円
・ローボート(大人3人):30分400円、60分600円
【発券時間】
・9時30分~16時30分(天候次第で変更あり)
・定休日:12月29日~1月3日

池の周りには屋台が並ぶ

お花見のシーズンになると、洗足池周辺公園内に屋台が約60店ほど並びます。遠方からお花見にお越しの方やお花見弁当を準備していない方にはうれしい限りですね。また、交通機関を利用して来園している方には手荷物が少なくて済むのも助かります。お花見弁当をお持ちの方も弁当と一緒に食べるのもいいですね。

公園内の”桜広場”は早めの場所取りを

桜広場は、洗足池公園内のメインとなるお花見スポットです。桜広場にはすぐ近くにトイレも設置されているので、便利な場所です。桜山とは違いお花見スペースも限られているので早い時間からの場所取りをおすすめします。

また、この桜広場には遊具も設置されています。お花見客で混雑しているなかで子どもが遊んでしまうと事故をおこす可能性があるので注意が必要です。

トイレも併設されているので安心

洗足池公園内には、トイレが全部で4カ所設置されています。洗足池の案内板付近、桜広場、子ども広場、水質浄化施設付近にあります。急なトイレにも対応できるよう、トイレの場所はあらかじめ頭に入れておきましょう。

洗足池公園基本情報

例年3月下旬~4月上旬が見ごろ

・見頃:例年3月下旬~4月上旬
・住所:東京都大田区南千束2-14-5
・料金:無料
・休園日:年中無休
・駐車場:専用駐車場なし、近隣有料駐車あり

アクセス方法

・電車:東急池上線洗足池駅から徒歩約2分、東急大井町線北千束駅から徒歩約5分
・バス:東急バス森05「洗足池」下車後すぐ、東急バス森05「笹丸」下車後徒歩約2分

洗足池公園を出てすぐの小川「洗足流れ」

洗足池を水源としている

「洗足流れ」とは大田区にある水路で、洗足池を水源とする全長約1.5kmの短流です。洗足池をはじめとし、東雪谷と上池台の境界に沿って流下していき、池上で呑川に注ぐ距離となっています。以前は農業用水として利用されていましたが、現在では洗足流れ周辺は閑静な住宅街となっていて、住民の憩いの場になっています。

川沿いに沿って散策しながらの花見

桜のシーズンになると、この洗足流れ沿いに植えられた桜の花も開花しはじめ色づいていきます。見ごろを迎えるころは、洗足流れ沿いの桜並木もお花見スポットとして花見客が増えるほど人気なんです。

桜山や洗足池公園などにお花見に行ったさいには、ぜひ約1.5km続く洗足流れ沿いの桜並木も散策してみていかがでしょうか。静かな住宅街の桜並木の道をのんびりと歩くのも気持ちいいですよ。

お花見をするときの注意点

トイレの場所を確認しておこう

花見をしているときに突然トイレに行きたくなることもありますよね。そんなとき、トイレの場所を把握していなかったら大変です。とくに子どもは長い間我慢するのは難しいので、間に合わないなんてこともあります。そうならないためにもトイレの場所はあらかじめ確認しておきましょう。念のために携帯用トイレを持ち歩くのもいいですね。

迷子にならないように

花見のシーズンになると、桜山や洗足池公園には多くの花見客で賑わっています。子ども連れで花見に参加することももちろんありますよね。でも花見客で賑わっている中、子どもが1人で、もしくは子どもたち複数でどこかへ遊びに行ってしまってそのまま迷子になるケースもあります。

迷子にならないないために子どもにはあらかじめ一人で動き回らないように話をしておきましょう。また、もし万が一迷子になってしまったときの集合場所などを前もって決めておくことも大事です。

できる限り目を離さず、子どもだけで出歩かせたりしないように気を付けてください。安心してみんなで一緒に花見を楽しみたいですね。

お花見には欠かせないもの

まずはこれ!レジャーシート

お花見に持っていくものといって真っ先に思い浮かぶのはレジャーシートではないでしょうか。とくにブルーシートが連想されますよね。

でもシートだけ敷いて座ると、デコボコして座りにくい場合もあります。そんなときには、シートの下にダンボール敷くだけで、少しはクッションが効いて座りやすくなりますよ。また、今ではクッション性のあるレジャーシートも売られているので、それを利用すると荷物にもならず持ち運びにも便利ですね。

ブランケットなどを持参しておく

お花見のシーズンはまだ肌寒い春先です。寒くならないようにしてきたつもりが、実際お花見会場に行くと思ったより寒いなんてこともあります。そんなときのために、ブランケットなど寒さ対策できるものも準備しておくと、いざというときに助かりますね。

また子どもが花見途中で眠ってしまった場合には、子どもが寝やすいように下に敷いてあげたり、肌寒いときにはかぶせてあげることもできるので便利です。

ゴミを持ち帰るためのゴミ袋

お花見では、弁当やお菓子を食べたり飲み物を飲んだりするとゴミが必ずと言っていいほどでます。そんな飲食したあとのゴミなどは各自で持ち帰るようにしたいですね。そのためにもゴミ袋などを各自で用意しておくことを忘れないようにしましょう。

お花見した場所をきれいにして帰ると、気持ちも晴れやかな気分になり最高の締め方をすることができます。最低限のマナーを守って楽しいお花見にしましょう♪

お花見の楽しみの一つ「お花見弁当」

お花見といえば忘れてはいけないのは、「お花見弁当」ですよね。きれいに咲いた桜の樹の下でみんなで広げて食べるお花見弁当は、普段のお弁当とはまた違うおいしさを感じることができます。そんな、桜の花に負けないほどの色鮮やかなお花見弁当を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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レシピ「**お花見 弁当**」by ☆KANA☆ さん

 

こちらのお花見弁当は、子どもが大好きなウインナーや卵、枝豆などの食材を使って作られたお弁当です。また、おにぎりもお花のようにきれいに作られています。花見客も多いお花見では、いつも元気な子どもたちも疲れてきちゃいますよね。そんなときでも、大好きな食材が使われたお花見弁当がでてくると大喜びで食べてくれますよ。

色とりどりの食材が見た目にもきれいで、食欲をそそられる色合いのお弁当ですね。またお花見出発まえの忙しいママにも作りやすいメニューがそろっていますよ。作り方など詳しいレシピは下記のリンクボタンをクリックしてご覧になってみてください。

お花見 弁当

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レシピ「朝ごはんに♡お花見弁当に♡うずらで三色団子 」by とまとママ さん

 

こちらはうずらの卵で作った三色団子です。お花見のときに一緒に食べたいお餅の三色団子をイメージして作られた一品とあって、きれいに色づいている三色のうずらの卵がお団子そっくりですね。

見た目にもおいしく、子どもにも喜ばれること間違いなしの一品です。ぜひお花見弁当の一品に取り入れてみてはいかがでしょうか?作り方など詳しいレシピは下記のリンクボタンをクリックしてご覧になってみてください。

うづらで三色団子

コツ・ポイント

洗足池にある「桜山」、その洗足池のある「洗足池公園」には見ごたえのあるお花見スポットがあり、桜が見ごろを迎える時期には多くのお花見客で賑わいをみせます。また、ボートに乗って池の上からきれいに色づいている桜を見るとまた違う景色をみることができますよ。お花見のルールを守って楽しいお花見にしましょう♪

この記事を書いた人

ビュッフェ編集部