小さな部屋こそ演出を!浴室、洗面、トイレこそインテリアに潤いを!

小さな部屋こそ演出を!浴室、洗面、トイレこそインテリアに潤いを!

インテリアというと主にはリビングやベッドルームなど、居室といわれる大きなお部屋ばかりに気が向きがちですね。
でもちょっと待ってください。
洗面所やトイレ、はたまた浴室などの小さな部屋こそ、インテリアの演出に気を使うべきなんですよ。
壁にどのような絵を掛けるか、どのような花で部屋を飾るか、ということではなくて、日頃当たり前だと思っていた事をちょっと変えてみるだけでも、そのステージはガラリと変わるのです。
なぜかというと、それらの小さな部屋は必ず「使う」という行動を伴う部屋だからです。
単に「部屋を演出する」ということではなくて「あなたの行動や見る物、触る物を演出する」ということになるからです。
できれば新築の際にそこまで気を使って家を建てておければ良いのですが、すでにあるこれらの部屋も演出一つで結構変えることができます。

小部屋の演出は、行動の演出から。

和風の手洗いカウンターの例。

洗面カウンターは機能だけを持ったユニット品ではなく、写真のようにちょっとした板のカウンターに手水鉢(ちょうずばち)の手洗いなんていうのが、和の演出には最適ですね。

この時も、タオルはタオル掛けではなくてしゃれたバスケットに重ねておいておく方が、演出としては面白いものです。

広めのトイレと飾り台。

2世帯住宅や高齢者との同居の場合、将来を考えて車椅子対応のトイレを造っておく場合があります。
まだ車椅子の方がいない場合は、写真のように飾り台などで演出すると間の抜けた感が出ないですよ。
広すぎるトイレは、逆に落ち着かないものなんです。

浴室こそ、できればユニットバスではなく在来浴室で!

本来であれば多くの方が使用しているであろうユニットバスの演出法を語るべきでしょうが、あえて、これからお住まいを造る場合の参考として、このように自由な内装や坪庭を楽しめる在来浴室をご紹介します。
建築的に在来工法でも浴室は造る事ができます。
写真の浴室の内装は、腰壁が無垢の白木の桧の板、その下と床が黒のミカゲ石という和風のお風呂です。

在来浴室の特徴は、何と言ってもフルオーダーの浴室ができることです。
写真のように外に坪庭を造って、それを眺めながら入るような演出ができれば、毎日が旅館の露天風呂に入るようなバスタイムが楽しめます。

また、このような和風ばかりでなく、内装によっては洋風の演出ももちろん可能です。

コツ・ポイント

いかがでしたか?
インテリアというとつい居室ばかりに目が行きがちですが、このように行動が伴う小さな部屋を演出すると、その行動に伴う風景や行動そのものが変化します。
定期的にそれらに変化を与えて生活を楽しむというのも、また楽しいものではないでしょうか?

この記事を書いた人

ビュッフェ編集部