ビュッフェ編集部 丸の内で桜を満喫！おすすめのお花見スポット・周辺情報
日本有数のビジネス街として知られる丸の内。近年は三菱地所による開発が進み、ビジネスパーソンだけでなくさまざまな人が楽しめる街へと変化しています。東京駅など主要な都市から近いのも嬉しいポイント。今回は、そんな丸の内で桜を楽しめるおすすめお花見スポットをご紹介。立ち寄っておきたい周辺情報と合わせて、春の丸の内の魅力に迫ります。
丸の内は、どんなところ？
ビジネスの中心地
出典: mirai.doda.jp
東京都千代田区に位置する丸の内は、古くからビジネスの中心地として栄えてきたエリア。多くのオフィスビルが立ち並び、たくさんのビジネスパーソンが訪れる重要な街です。
丸の内というと、ビジネスのイメージが強すぎて観光に向かないのでは……？と思いがちですが、近年は三菱地所による開発が進み、さまざまな人が楽しめるエリアへと変化しているのも魅力。都会的な雰囲気を感じながら、東京観光を満喫することができます。
見所満載の丸の内
東京の中心地にある丸の内には、観光客も楽しめるスポットが満載。東京駅丸の内宿舎を中心に、新丸ビル、丸の内オアゾ、三菱一号館美術館などショッピングから美術館賞までゆったりと楽しむことができる所が揃っています。
ビジネスの街として知られている丸の内ですが、少し歩き回ってみるだけでたくさんの魅力を感じられる観光エリアとしての開発も進んでいます。東京駅がすぐそばなので、地方から観光に来た方もアクセスしやすいのも嬉しいポイント。
お花見スポットも充実
高層ビルがたくさん立ち並ぶ丸の内。自然とは縁のない場所のように思えますが、少し足を伸ばせば日本古来の良さを感じられるお花見スポットが充実しています。丸の内らしい、落ち着いた大人の雰囲気も魅力。ソメイヨシノやしだれ桜などをゆったりと鑑賞することができます。
今回は、そんな丸の内エリアでぜひおすすめしたいお花見スポットを徹底解説。お花見をした後にぜひ立ち寄っておきたい周辺情報も合わせてご紹介します。都会にありながらも、落ち着いた時間を過ごすことができる丸の内でお花見を楽しんでみませんか？
丸の内のお花見スポット：千鳥ヶ淵
260本以上の桜の木々
皇居からすぐ近くに位置する千鳥ヶ淵では、周囲に咲き誇る豪華な桜の花々を楽しむことができます。長い年月をかけて丁寧に育成されてきた桜の景観は圧巻の一言。ソメイヨシノやオオシマザクラをはじめとした、さまざまな種類の桜が260本以上立ち並んでいます。
ボートに乗って楽しんで
千鳥ヶ淵へ来たら、まずはボートに乗るのがおすすめ。手漕ぎスタイルのボートの上から、桜の花々を身近で鑑賞することができます。ボート上でゆらゆら揺れながらゆったりとした時間を過ごせるのも魅力的なポイントの1つ。日常の喧騒を忘れさせてくれるようなお花見を楽しめます。
緑道散策も
千鳥ヶ淵のボートを楽しんだら、周囲の緑道散策もしてみてはいかがですか？千鳥ヶ淵の周辺700mをぐるりと回る遊歩道になっており、桜のトンネルを通りながらの散歩を楽しむことができます。千鳥ヶ淵の様子を見ることもでき、桜の景観をたっぷり満喫することができる人気スポット。丸の内のお花見へ来たらぜひ行っておきたいですね。
見事なライトアップ
日が暮れると周辺がライトアップされ、幻想的な雰囲気に。昼間見るのとは一味違った千鳥ヶ淵の桜を楽しむことができます。水面に浮かび上がる桜の様子もとれもきれい。時間を忘れて見入ってしまいそうな魅力であふれています。ロマンチックな時間を過ごしたいな、というときにぴったり。
東京タワー&スカイツリー
夜の千鳥ヶ淵を訪れたら絶対に見ておきたいのが、桜越しの東京タワー&スカイツリー。千鳥ヶ淵は、東京タワーとスカイツリーの両方を見ることができる貴重なスポット。東京観光へ来たらぜひ押さえておきたいですね。
こちらは、千鳥ヶ淵から見たスカイツリー。東京タワーとスカイツリー、それぞれに違った風合いを感じさせてくれます。東京タワー&スカイツリーが見えるスポットには、たくさんの人が集まるので撮影場所の確保が必須。ベストショットが取れるお気に入りの場所を事前に見つけておきましょう。
千代田のさくらまつり
千鳥ヶ淵のすぐそば、千鳥ヶ淵公園では毎年3月下旬～4月上旬、桜の開花に合わせて「千代田のさくらまつり」が開催されます。公園内にはさまざまな露店が出て、とても楽しい雰囲気。お弁当などを用意しなくても、おいしい料理やお酒、ジュースをその場で購入することができます。
また、開催期間中は千鳥ヶ淵のボート貸出が20時まで延長。ボートの上で夜桜見物を楽しむことができます。ライトアップされた桜の中で、恋人や夫婦でロマンチックな時間を過ごしてみてはいかがですか？
千鳥ヶ淵の基本情報
・住所：東京都千代田区麹町1丁目2番
・アクセス：東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩5分
・開園時間：自由に出入り可能
・閉園日：なし
・問い合わせ：03-3264-2111（代表・千代田区役所） .
・入園料：無料
丸の内のお花見スポット：靖国神社
開花宣言の場所
戦争のために命を落とした軍人達を祀るために建てられた靖国神社。日本の歴史を語る上で欠かせない存在として、さまざまな人々が訪れる重要スポットです。
そんな靖国神社の桜は、東京の開花宣言の基準とされていることで有名。靖国神社の桜の開花状況に合わせて、桜の開花宣言が行われます。伝統と格式を感じさせる靖国神社の桜は、ぜひ見ておきたいものですね。
400本以上の桜
出典: www.flickr.com
広大な敷地面積を誇る靖国神社には、およそ400本以上の桜の木々が植えられています。ソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエザクラなどその種類もさまざま。開花時期も種類によって微妙に違うので訪れるたびに違った風合いの景観を楽しむことができます。
和の風格を感じさせる靖国神社と桜のコントラストはとても見事。写真好きな方は、どこで撮ろうか迷ってしまうほど桜の写真スポットが満載です。桜の見物をしつつ、写真撮影もぜひ楽しんでみてください。普段は撮影することができないような、見事な桜の様子を残すことができます。
神池庭園のしだれ桜
靖国神社内にある神池庭園も必見。こちらにあるしだれ桜は、ソメイヨシノなどとは違った優美な風合いを感じさせてくれます。古くからの伝統を感じさせてくれる神池庭園の景観も素敵。庭園内を散策しながら、お花見を楽しんでみてはいかがですか。
夜桜も楽しんで
靖国神社も、日が暮れると桜のライトアップが実施されます。昼間の桜も良いですけれども、夜桜見物はまた格別。見入ってしまうような美しい桜の景観をたっぷり満喫することができます。
夜間も露店が出ているので、ふらっと夜桜見物へ行ったとしてもいろいろなB級グルメをいただくことが可能。野外のテーブル席も用意してあり、宴会を楽しんでいる姿もちらほら見受けられます。荘厳な雰囲気がありながらも、明るい空気も感じられる夜の靖国神社。ぜひ夜桜見物を楽しんでみてください。
夜桜能
もっと靖国神社の桜を楽しみたい！という方には夜桜能がおすすめ。靖国神社にある能楽堂で、桜を背景に繰り広げられる能楽を鑑賞することができます。能の世界と夜桜の幻想的な雰囲気と相まって、非日常的な時間を過ごすことが可能。能というと敷居が高いイメージがありますが、全くそんなことはなく気軽に楽しめます。機会があったらぜひ見てみてはいかがですか？
靖国神社の基本情報
・住所： 東京都千代田区九段北3-1-1
・アクセス：JR飯田橋駅西口or市ヶ谷駅から徒歩10分、東西線九段下駅出口1から徒歩5分
・営業時間：6:00～18:00（桜の開花時期には延長）
・定休日： 無し
・問い合わせ： 03-3261-8326
・料金：無料
丸の内のお花見スポット：北の丸公園
皇居に隣接する公園
皇居からほど近い場所に位置する北の丸公園は、都会のオアシスとして多くの人々から愛され続けているスポット。北の丸公園は、もともと旧近衛連隊の跡地だったものを森林公園として整備し一般に開放したもの。現在も濠水の堤塘部があったりと、落ち着いた雰囲気が流れながらも日本の歴史も感じることのできる場所となっています。
桜に囲まれてゆったりお花見
北の丸公園には、330本以上の桜が植えられています。東京都内の主要なお花見スポットというと大混雑するというイメージがありますが、北の丸公園は比較的ゆったりとした雰囲気が流れているので、混雑が苦手……という方におすすめ。芝生の上で桜を眺めがら、お花見を楽しむことができます。園内の湖面に映る桜の様子も、とてもきれい。写真スポットが満載なので、カメラを忘れずに！
外堀にはボートも
公園の外堀では、手漕ぎボートに乗ることができます。地上から見るのとはまた違った景観を楽しめるので、北の丸公園へ来たらぜひボートに乗っておくのがおすすめ。
うららかな陽気の中、ボートに揺られて素敵な時間を過ごせそうですね。桜の鑑賞とともに、皇居周辺も見ることができるので、ボートを進めるごとにさまざまな景色を楽しむことができます。
桜以外の花々も楽しめる
北の丸公園の良いところは、桜以外にもさまざまな花の鑑賞を楽しめるところ。桜の開花シーズンに入るとともに、スイセンやムラサキハナナ、菜の花など色とりどりの花々が咲き始めます。頭上には桜の花、下を向けばスイセンや菜の花。春らしい色鮮やかな景観を楽しみたいときには、ぜひ北の丸公園を訪れてみてください。きっと素敵な時間が過ごせるはずです。
北の丸公園の基本情報
・住所：東京都千代田区皇居外苑1-1
・アクセス： 地下鉄東西線「竹橋」駅から徒歩8分
・問い合わせ：03-3211-7878（皇居外苑管理事務所北の丸分室 ）
立ち寄っておきたい周辺スポット
観光も楽しんで
お花見後には、丸の内周辺を散策して観光を楽しんでみませんか？丸の内には、東京観光を楽しめるスポットが満載。伝統と格式の中に、新しい感性を感じられるお店や名所が揃っています。今回は、数ある中でも特におすすめしたいスポットをご紹介。ぜひ丸の内観光をお楽しみください！
スカイバス
丸の内周辺の景観をたっぷり満喫したい！という方におすすめなのが、スカイバス。2回建ての真っ赤なスカイバスは、まるでロンドンバスのようでとってもキュート。2階は開放的なオープンエアになっているので、地上からは見られない景色も楽しめます。丸の内から皇居、銀座までの名所を50分かけて巡るので、効率的に観光することが可能。歩く必要がなく、楽チンなのも嬉しいポイントですね。
スカイバスの基本情報
・乗り場住所：東京都千代田区丸の内2-5-2（三菱ビル前）
・運行時間：10:00～18:00まで1時間おきに運行
・定休日：無し
・料金：1600円
・問い合わせ&予約：03-3215-0008
（※電話かHPでの事前予約制です。）
東京三菱一号館美術館
三菱一号館を復元し、美術館としてオープンした「東京三菱一号館美術館」。イギリス建築を基礎とした美しい煉瓦造りの美術館は、建物を見るだけでも楽しめると評判です。西洋美術を中心とした企画展や展覧会を開催。アートを鑑賞しながら、優雅な時間を過ごすことができます。
三菱一号館美術館内には「cafe1894」というグルメスポットも併設。銀行営業室として使用されていたフロアを改装し、当時のレトロな風合いを色濃く残す魅力的なカフェです。
店内は吹き抜けになっており、開放的な雰囲気。観光の合間にほっと一息入れたいときにぴったりの場所になっています。
和食からフレンチ、スイーツまで、バラエティ豊かなメニューが揃っており、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめます。深夜2時まで営業しているので、バーとして利用するのもおすすめ。大人の時間をたっぷり満喫してみてはいかがですか？
東京三菱一号館美術館の基本情報
・住所：東京都千代田区丸の内2-6-2
・アクセス：JR東京駅（丸の内南口）から徒歩5分、地下鉄千代田線二重橋前駅から徒歩3分
・営業時間：10:00〜18:00（※祝日を除く金曜日は20:00まで）
・定休日：月曜日（※祝日、振り替え休日の場合は開館）
・電話番号：03-5777-8600
・料金：展覧会によって異なる
コツ・ポイント
ビジネス街というイメージが強い丸の内ですが、実はゆったりとしたお花見タイムを過ごせる穴場でもあります。千鳥ヶ淵や靖国神社、北の丸公園はそれぞれ近い場所に位置しているので、散策がてら3スポットを巡ってみるのもおすすめ。見事な桜の景観をぜひお楽しみください。