ガスコンロの取り外し方で知っておくと慌てない8つのこと

ガスコンロの取り外し方で知っておくと慌てない8つのこと

ガスコンロの取り外し方ってどうしたらいいのか困ってしまうことがありますよね。ガスを取り扱う機器なので何か間違えがあったら危険もあるかもしれません。そこで知っておいたら困らない取り外し方や引っ越しの際に必要なことなどを学んでおきましょう。

引っ越しの際のガスコンロの取り外し

ガステーブルコンロは自力で可能

ガスコンロにはガステーブルコンロとシステムキッチンのビルトインガスコンロがあります。この内ガステーブルコンロは自力でもわりと簡単に取り外すことができます。もちろん問題がある場合もあるので正しいやり方、やらない方がいい場合などを覚えておきましょう。

ビルトインガスコンロは業者に

ビルトインガスコンロはシステムキッチンにはめ込まれているタイプのガスコンロで取り外しの課程にはガス工事があります。このガス工事には資格が必要で一般の人は行うことができません。そのためビルトインガスコンロの場合は業者に頼むしかありません。

引越し先のガスの種類を調べる

引っ越しの場合確認するべきことがあります。今使っているガスコンロを引っ越し先でまた使いたいと思っている場合、ガスの種類をあらかじめ知っておく必要があるのです。ガスにはLP(プロパン)ガスと都市ガスの2種類がありますがそれぞれガスの規格が違うため同じ器具は使えません。

ガスの種類が違う場合も改造可能

もしガスの種類が違った場合でもそのガスコンロを使いたいならガス会社にお願いすればそのガスの種類用に改造してもらうことが可能です。費用はだいたい改造費が5000円程、部品代が2000円程となっています。ほとんどのガスコンロより改造したほうが安く済むでしょう。

コンロを残して行く場合は許可を取る

引っ越し先では使えないから、あるいはもう買い換えるつもりだから古いガスコンロを残しておくということもあるかもしれません。そういった場合も必ず大家さんに許可を取ってください。きれいなガスコンロならだいたいはOKになるようですが、捨てる必要があるときなどは廃棄料などを取られることもあります。その場合は自分で粗大ごみとして出した方が安いでしょう。

引っ越しの梱包には元箱を

引っ越しでいざ梱包するとなったとき、ガスコンロは大きいのでなかなか丁度いいダンボール箱が見つかりません。できれば元箱を残しておいてそれに入れて持ち運ぶのがガスコンロにとっては1番良い方法となります。引っ越し予定がある場合などは元箱を残しておきましょう。

五徳やグリルキャップは別梱包

ガスコンロ本体から分かれていて外れてしまう五徳やグリルキャップなどの部品は別に梱包してなくさないようにした方がいいでしょう。引っ越し荷物を出し入れしている間に無くしてしまっては大変です。

グリル部分は養生テープなどで固定

ガスコンロのグリル部分は可動部分ではありますが本体にきちんと納めることができます。中の水を捨てて油汚れなどをきれいにしたらきっちりとコンロの中に納めてガラス部分を保護するようにダンボールや柔らかい梱包材などで覆い、上から養生テープなどで固定しましょう。間違っても飛び出さないようにきっちりと止めておいてください。

ガステーブルコンロの取り外し方

ガスの元栓を閉める

まずはガスの元栓を閉めましょう。通常のガスの元栓であれば本体に対して平行になっているときには開いていて、閉じるには本体に対して横向きに栓をひねります。元栓を閉じてからコンロに火を入れて消えるかどうか確認してみましょう。消えたらコンロを消火の状態に戻します。

元栓が無いものは自動開閉

最近は元栓が付いていないガス栓があります。これはヒューズガス栓と言って自動でガスの異常流出を止める機能があるガス栓です。これはそのままガスホースを抜くだけでガスが止まる仕組みになっています。

ネジ固定型の場合は業者に

ガス元栓の中にはネジ固定型のものがあります。もしネジ固定型だった場合は無理をして外そうとすることなく業者に依頼した方がいいでしょう。だいたいは業務用のガス元栓の方式なので一般家庭ではほとんど見掛けることはないはずです。

ガス栓からホースやソケットを外す

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出典: www.marue.com

ガス栓からホースを外す場合はクリップのつまみを摘んで後ろへ移動させてガスホースを根本から引っ張ればだいたいは抜けます。ソケットの場合はソケットの口元を押さえてホース側に引っ張ってください。

ガスコンロを移動

ホースを抜いたらガスコンロを移動します。電気コードが付いている機種もあるのでその場合は電気コードもちゃんと抜いておいてください。ガスコンロはかなり重いので軍手などをはめてゆっくりと持ち上げましょう。手に余るようなら無理をせずに業者に頼んでください。

ガスコンロ台を掃除

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出典: www.seikatsu-koujousya.com

ガスコンロを移動した後は油汚れや落下物などでかなり汚れてしまっているはずです。取り外しただけで安心せずにガスコンロ台もきれいに掃除しておきましょう。錆などが落下している場合もあるので掃除も軍手やゴム手袋を装着して行います。

ホースが外れない場合はカッターで

長年使っていたガスコンロの場合ホースが固くなって元栓から外れないことがあります。そんなときはカッターやハサミを使ってホースを切りましょう。固くなったホースはもう使えないので買い換える必要があります。古いホースは不要なので大胆に切ってしまっても問題ありません。

接続口が合わない場合

ガスの元栓の中には接続口が合わないものもあります。そんなときのそれぞれの対応の仕方を動画で説明してあるので観てみましょう。

ビルトインガスコンロの取り外し方

ガス工事があるので必ず業者に

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出典: 296fd.co.jp

ビルトインガスコンロはシステムキッチンに組み込まれたガスコンロです。ビルトインガスコンロのガスホースの接続部分は資格を持った業者しか工事することができない決まりなので必ず業者に頼んでください。本体は自分で外してガスホースの部分だけ業者に頼むことはできますが、業者には嫌われることもあるので事前に確認をしてみてください。

交換費用は1万5000円~2万5000円

ビルトインガスコンロの交換費用は業者によって違いますがだいたい1万5000円から2万5000円ぐらいになるようです。コンロの下にオーブンを設置したりするなら更に価格が上がるので事前に見積もりをしてもらいましょう。

ガスコンロの掃除方法

分解の時は軍手を装着

ガスコンロはほとんどの部品が金属でできています。うっかりすると大怪我をすることもあるので必ず軍手をして分解してください。軍手は滑り止めが付いたものがいいでしょう。

天板の外し方は縁を持って垂直に

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出典: south.kitagas-fureasuto.jp

天板部分を外すときには縁のところを持って垂直に持ち上げてください。もちろんその前に五徳やバーナーキャップなどは外しておくことが大切です。怪我をしないように注意して作業しましょう。天板をシンクで洗うときにはシンクに傷を付けないようにタオルやシートを敷くといいでしょう。

グリルは分解して掃除

グリルは一度徹底的に掃除したい場所です。分解して掃除したいけれど分解の仕方がわからないという方も多いでしょう。そこでグリルの分解方法を説明した動画で確認してください。この動画は分解が難しいと考えられているフレームが外れないタイプのグリルの分解方法です。

バーナーキャップは洗剤に漬ける

バーナーキャップはコンロから取り外して洗剤に漬けて置いた後歯ブラシや針金などを利用して目詰りを取りましょう。表面の汚れは洗剤を含ませた柔らかい布できれいに拭きあげましょう。

キッチンに安全な重曹を使う

重曹は油汚れに対して優秀な洗剤です。また食用にも使われる人体に無害なものなのでキッチンでも安心して使うことができます。使い方としては五徳や天板など外せるものは粉やペースト状にした重曹で汚れを落とし動かせない部分は水100mlに重曹小さじ1杯(5g)を溶かした重曹水を作ってスプレーなどで吹きかけて掃除します。

ガスコンロの交換

交換時期は12年から15年

ガスコンロの交換の目安として交換時期はだいたい12年から15年とされています。もちろん使用環境や故障などによって寿命が早まったり延びたりすることもあるでしょう。コンロトップのみの部品交換などもメーカーによってはできるので上手に利用してみてください。

故障と思ったら取扱説明書を確認

故郷かな?と思ったらまずは慌てずに取扱説明書を確認してみましょう。故障原因一覧やエラーコードなどが載っているのでそこで解決できることもあります。どうしても分からないようならコールセンターや業者に連絡しましょう。

テーブルコンロタイプはサイズを確認

ガステーブルコンロには60cmタイプと56cmタイプがあります。コンロ台のサイズを計って確認しておきましょう。コンロ台に対してぎりぎりぐらいのサイズがいいと言われています。ただし壁からの距離が15cmは必要なのでそこも注意してください。壁側に火力の弱い方が来るタイプのものを選びましょう。

ビルトインタイプは見積もりを

ビルトインガスコンロは本体と設置費用込みてかなり高価な買い物になります。本体と工事をバラバラで頼むよりセットで購入した方が割引をしてくれてお値段も安くしてもらえることが多いのでできるだけ地元の業者から購入したほうがお得です。まずは見積もりをしてもらいましょう。

コツ・ポイント

ガスは危ないものという意識があるのでガスコンロを移動するのは少し恐いという方も多いのではないかと思います。引っ越しや掃除、新しいコンロに交換したいときなどに、どこまで自分でできてどこからは業者に頼まないといけないのかをわかっていると気が楽ですよね。ここで学んだことをぜひ役立ててください。

この記事を書いた人

ビュッフェ編集部